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■ASIA 中国 2021/1/15

中国のコロナ対策

コロナウイルスは中国の武漢発祥とされ、今だに世界中で猛威をふるっている。そんな折、もう日本での生活が20年以上になる中国人の友達から、中国では現在コロナ感染者はほぼ0になっているという事実を聞き驚いた。

なぜか?

2020年1月〜3月に緊急事態制限で食品や医療等以外の不要普及の仕事を全てストップし国民全員に自宅待機を強制。同時に国民全員のPCR検査を国の費用負担で実施。国民の持つスマートフォンにアプリを入れ、PCR陰性の人はグリーン、陽性の人は赤に表示される。公共機関の利用やスーパーへの来店時にはアプリの提示が義務付けられグリーンの人しか許可されない。この方法でコロナ感染者は現在ほぼ0にまでなった。

先日、天津市で一人PCR陽性者が見つかったが、直ぐに天津市全市民のPCR検査を国で実施。中国に到着する飛行機については、全ての搭乗者を国の負担でPCR検査を実施。

民主主義ではない全体主義の強みがいい方向に発揮されているよう。

全体主義の中国と民主主義の日本、どちらがいいか尋ねる。中間がいいとの答え。中国のあり方については政治を行う人を選挙で選べないということに不満がある。共産党員の中で成績のいい人の中から、いわば内部の談合でトップや人事が決まっていくという体制にはやはり不満がある。正しいことをしても上に嫌われれば出世できないという社会に疑問を感じている。

かといって日本の国政のあり方にも疑問を感じている。能力や実力のある人ではなく、ただ単に人気があって選ばれた人が政治を行う。立候補には何の資格も無く、イメージや風評等で何となく選ばれる。学力、実績等での基準は設けるべきだ。

記者紹介

村上篤矢
Atsuya Murakami

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